求人ID : D123050563
研究員公募(社会心理学・経営学分野)
- 公開日:2023.05.15.
- 更新日:2023.05.30.
募集要項
- 求人内容
- ■国際経済労働研究所とは
国際経済労働研究所は、「自立的に運動を進めるためには自前の調査研究・情報編集機能を有しなければならない」という考えのもと、労働調査運動を担うセンターとして立ち上げられた調査研究機関です。1948年の結成以来、社会的な要請に応える調査運動を展開してきました。
■募集の背景
当研究所では研究と実践を両輪としたアクションリサーチのアプローチによって、社会課題を解決していく志を持った研究員を募集します。少子高齢化に歯止めがかからず、労働人口が減少し続けている日本社会において、取り組むべき課題は山積しています。これら様々な社会課題を解決していくためには、調査によるデータや知見の蓄積だけでは不十分なためです。
今回募集している社会心理研究事業部では、社会心理学の理論および方法論を応用し、主に調査を通じた組織活性化に取り組んでいます。主催する共同調査には「働きがい(会社や職場と仕事)」および「労働組合への関与意識」をテーマとした「ON・I・ON2」調査(※1)があり、30年以上にわたって、多数の企業組織における意識データを集積してきました(※2)。蓄積されてきたデータの分析結果から、従業員・組合員の働きがい(ワークモティベーション)と企業業績の関係の検討や、回答者の本音を引き出すエンゲージメントサーベイの開発をしています。ON・I・ON2などの既存のプロジェクトを推進するだけでなく、自身の問題意識に基づいたプロジェクトを立ち上げる主体性や、周囲に対して働きかけ、巻き込みながら業務を進められる対人影響力、調査研究だけにとどまらない社会課題に対する問題意識、をお持ちの方を求めています。
説明会では現在の取り組みについて説明します。どういったことができるのか、自分なら何がしたいかをイメージするためにもぜひご応募のうえご参加いただければ幸いです。
※1:1990年に発信された調査研究プロジェクト。理念に賛同した全国約450組織(参加組織人員:約250万人)で成り立つ公益性の高い共同調査・研究です。
※2:日本を代表する企業の数百万人の従業員のデータベース。歴史的経緯から、日本においては労働組合のある企業は大企業が大半を占めています。一般的な調査会社やコンサルタント会社では、競合他社のデータを扱うことはありませんが、当研究所では企業の利益や競合に関係なく調査を行っています。例えば自動車、ビール、大手流通など業種によってはライバル社すべてのデータがそろっているほか、各産業を代表する企業の従業員のデータ、各社の人事制度などの制度施策や労働条件データがそろっています。これは、労働調査運動という他にない形態だからこそ実現できたことです。
■仕事内容(業務内容、担当科目等)(※3)
企業や労働組合を対象とする調査・研究
・調査・研究の設計、統計解析を用いた集計・分析、報告書の作成、報告会議の講師
・調査・研究、研究プロジェクト等の企画・立案およびプロデュース
・調査・研究の提案、コーディネート(調整、折衝)
※3:当研究所の業務は、クライアントである企業や労働組合などを訪問し、調査の提案から調査結果の報告、その研究成果を運動に活用するための検討にも携わります。また、自身の関心やクライアントの問題意識に基づき、研究会の立ち上げや運営も行います。学術界と産業界をつなぎ、双方に提案や提言などメッセージを発信し、働きかける役割を担うことになります。以上のことから、コミュニケーションやアピール力、各種事務処理や調整能力も必要です。
■勤務地住所
大阪府大阪市中央区北浜東3-14 大府立労働センター4階
■着任時期
2024年4月1日(着任時期は相談可です。履歴書にご記載ください)
■募集人員
1名 - 研究分野
- 大分野: 社会科学
- 小分野: 心理学
- 大分野: 社会科学
- 小分野: 全て
- 職種
- 研究員・ポスドク相当
- 募集組織
- 公益社団法人国際経済労働研究所
- 勤務形態
- 常勤(任期なし)
- 勤務地
- 近畿 ・ 大阪府
- 応募資格
- 社会心理学のほか、経営学、経済学、社会学等の社会科学系の大学院修士課程修了以上(修了予定者も含む)。
※ただし、R、SAS、SPSSなどの統計パッケージを用いた多変量解析の経験がある方、意識調査に対する理解が深い方を優先します。 - 待遇
- ■採用条件
・勤務時間:裁量労働制(原則平日10:00~18:00)
・休日休暇:週休2日(土日) 祝・祭日・夏季・年末年始休暇、有給休暇 (年間休日120日以上)
・入所後3年間:年俸300万円(月給25万円。個人業績に応じて昇給・賞与あり)
・入所後4年目以降:1年ごとに面談により年俸を決定(個人業績に応じて賞与あり)
・試用期間(3か月)は23万円とする
・福利厚生諸制度:通勤手当(月額5万円まで)、各種社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)、退職金制度有(中小企業退職金共済加入)、定期健康診断
・賞与年2回 ※業績によります - 募集期間
- 2023年09月24日 必着 適任者の採用が決まり次第、募集を締め切ることがあります。
- 応募・選考・結果通知・連絡先
- ■応募時提出書類
①履歴書(写真添付・平日の日中に連絡がつく連絡先、メールアドレスを必ずご記入下さい。)
②業績一覧および職務経歴書(片方のみでも可)
③志望動機(あなたのこれまでの研究及び職務経歴を踏まえ、応募された動機を1,000字以内で述べてください)
④主要論文2編のコピー(少なくとも1編は査読付論文を含めてください。査読なしの論文がおありの場合は、査読付・査読なし1編ずつとしてください。)
注)応募書類は返却いたしませんのでご了承ください。
注)着任時期についてご希望がある方は履歴書にご記載ください。
・提出先メールアドレス:recruit@iewri.or.jp
※メール件名を「社会心理研究事業部 研究員応募(お名前)として送付ください。メールのみ受付けます。
■選考まで
※選考結果はメールにて通知させていただきます。
・第1次:書類選考
書類審査を通過した方に説明会のご連絡を差し上げます。
説明会予定日:7月2日(日)、9月30日(土)オンラインで実施予定です。
・第2次:説明会、筆記試験
・第3次:面接(複数回を予定)
■採用まで
当研究所では双方が納得して就職を決定できるよう、試用期間をお互いを知る採用過程として位置付けています。試用期間は3ヵ月(長さは本人の就業形態や成果の達成度による)であり、その間は研究員候補として勤務し、実際に業務に携わっていただきます。試用期間中には、成果や本人の適性等について数度の面談で話し合い、お互いが納得できれば正式採用となります。 - 電子応募
- この公募は、すべての応募書類を電子応募で受け付けできます。