求人ID : D123051522

生物多様性領域 特別研究員(外来生物の管理手法開発および生態リスク評価)

  • 公開日:2023.05.27.
  • 更新日:2023.05.27.

募集要項

求人内容
[業務内容]
 グローバル化が進行する中、外来生物による生態系および人間社会への負の影響は深刻性を増している。本年4月より施行された改正外来生物法で新規に設けられた最重点枠組「要緊急対処特定外来生物」に定められたヒアリの侵入事例は100事例近くまで増え続け、水際対策の強化と緊急防除手法の開発は喫緊の課題である。同時に、アルゼンチンアリやツマアカスズメバチなど国内に侵入・定着した外来生物の分布拡大阻止および防除手段開発は迅速な対応が必要となっている。
 そこで国立環境研究所では、本年度より環境省環境研究総合推進費課題4G-2301「ヒアリなどの侵略的外来生物の被害予測にもとづく効率的かつ確実な防除対策の研究開発」を分担し、本研究課題に精力的に取り組み、国内外の外来生物対策に貢献できる特別研究員を新たに募集する。

 従事する可能性のある研究テーマは以下の(1)~(3)であるが、環境研究総合推進費課題の枠の中で、採用者が主体的に推進できるよう、柔軟に対応する。
(1)侵略的外来アリ(ヒアリ、アルゼンチンアリ等)、ツマアカスズメバチ、クビアカツヤカミキリなど特定外来生物(主に昆虫類)の生態リスク評価および防除手法開発
(2)特定外来生物等の、早期発見技術、簡易同定システムおよびモニタリング手法の開発
(3)既に国内に定着した特定外来生物等の防除における、非標的生物および生態系への生態リスク評価

[勤務地住所等]
〒305-8506 茨城県つくば市小野川16-2
国立研究開発法人国立環境研究所
生物多様性領域

[募集人員]
特別研究員:1名

[着任時期]
2023年8月1日以降のなるべく早い時期。
研究分野
  • 大分野: 環境学
  • 小分野: 環境保全学
  • 大分野: 生物学
  • 小分野: 生物科学
  • 大分野: 生物学
  • 小分野: 基礎生物学
職種
  • 研究員・ポスドク相当
募集組織
国立研究開発法人国立環境研究所
勤務形態
非常勤(任期あり) [雇用期間・更新] 採用日より2024年3月31日まで。なお、研究所の事業計画、勤務実績等の状況により2026年3月31日(最長更新限度)までの間に限り、年度単位での更新があり得る。
勤務地
関東 ・ 茨城県
応募資格
[必要とされる専門分野及び資格]
 以下のすべての要件を満たすこと。
(1)採用時点において博士の学位を有すること。
(2)生物・生態学分野において、研究実績を有すること。(例えば、動物生態学、個体群生態学、群集生態学、生物地理学、分子遺伝学、環境毒性学、生物統計学、数理生物学、バイオインフォマティクスなど、採用者の専門を活かして業務を遂行することを目標とし、特定の分野にはこだわらない。)
(3)生物多様性保全に関する国内外の動向を理解し、自らの研究理念とビジョンを有すること。
(4)研究所内外の研究者および環境省等と連携して研究・防除を実施できること。
(5)業務推進に必要な日本語および英語によるコミュニケーション能力を有し、精力的に研究成果を発信する能力を有すること。当研究室では、原著論文の発表を特に重視する。
待遇
(職種)特別研究員 ※契約職員
(雇用形態)フルタイム ※国立環境研究所では、フルタイムの契約職員も非常勤待遇となります。
(1日の勤務時間)裁量労働制
(時間外及び休日勤務の有無)有
(給与)「国立研究開発法人国立環境研究所契約職員給与規程」に基づき支給する。
基本給:4,776,000円より(年俸制※1/12を毎月支給)
(試用期間)6箇月
(その他就業関係)「国立研究開発人国立環境研究所契約職員就業規則」及びその他関連規程によりご確認ください。
(参考)国立環境研究所基本規程http://www.nies.go.jp/kihon/kitei/index.html
募集期間
2023年07月31日 必着 ただし2023年8月1日からの採用を希望する場合は、2023年6月20日(火)必着。
応募・選考・結果通知・連絡先
[提出書類]
(1)履歴書(写真貼付、所定の様式を使用、押印不要)1部
(2)研究業績目録 1部
(3)これまでの研究概要 1部
(4)今後の研究計画あるいは展望 1部
(5)本研究に従事するにあたっての抱負 1部
(6)照会可能者2名の氏名と連絡先

 履歴書以外の資料は、PDFもしくはMS Officeで開けるものであれば、形式は問わず、分量も自由とする。応募書類の返却は不可とし、選考後不採用の場合は責任を持って処分する。
 
 なお、履歴書の職歴欄には、これまでの雇用先、雇用期間等を正確に記載すること。欄内に書ききれない場合は、別紙での提出も可とする。また、国立環境研究所との間に雇用契約以外の契約・委嘱等の関係(共同研究、研究協力、労働者派遣等)がある場合は、その旨も明記すること。

※所定の様式は下記URLからダウンロードしてください。
 http://www.nies.go.jp/osirase/saiyo/form.html

[応募方法]
 電子送付または郵送による。
(1)電子送付
 下記の担当者宛にメールで問い合わせをすること。その際のメールの件名は「外来生物管理に関する特別研究員応募」とすること。担当者より、当研究所のファイル交換サーバの利用方法を案内するので、応募締切までにサーバに提出資料を格納すること。
(2)郵送
 封筒に朱書きで「外来生物管理に関する特別研究員応募書類」と記載すること。

[選考方法]
 提出資料(1)~(6)をもとに「書類選考」の後、業務内容に適していると判断された候補者を対象として、対面による「面接選考」を行う。

[問い合わせ及び書類提出先]
 国立研究開発法人国立環境研究所
(住所)〒305-8506 茨城県つくば市小野川16-2
(ユニット名)生物多様性領域
(室名)生態リスク評価・対策研究室
(氏名)坂本 洋典
(TEL)029-850-2480
(E-Mail)sakamoto.hironori(半角で@nies.go.jpをつけてください。)
電子応募
この公募は、すべての応募書類を電子応募で受け付けできます。
備考
[公募番号] R05-R-030  「競争的研究費においてプロジェクトの実施のために雇用される若手研究者の自発的な研究活動等に関する実施方針」(2019年2月12日 競争的研究費に関する関係府省連絡会申し合わせ)に基づき、採用後、40歳未満の者については、国立環境研究所が承認した場合には、エフォートの20%を上限として、この研究の推進に資する自発的な研究活動等に従事することを認めることがあります。自発的な研究活動には、外部資金への積極的応募および外部機関との共同研究等も含まれます。  本公募は科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律第15条の2の対象業務に該当します。 ※科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律と労働契約法第18条の通算契約期間に関しては、以下を参照してください。 https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000488206.pdf
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