追手門学院大学では、サッカーJ1・ガンバ大阪での長期実践型インターンシップに取り組む学生たちが、2021年7月1日よりクラウドファンディングを開始した。会場運営におけるサービス向上によって「日本一のおもてなし」を実現すべく、学生30名が挑戦する。
追手門学院大学は、2010年に株式会社ガンバ大阪と教育連携や社会貢献を目的とした包括的なパートナーシップ協定を締結。2016年からはキャリア教育の一環として、年間50人規模というJ1チーム最大級のインターンシップに取り組んでいる。
インターンシップに取り組む学生は「日本一のおもてなし」を掲げ、観客にとってスタッフの対応の良さが評価され、ガンバ大阪が世界中の人々に愛されるクラブになるためのプラスアルファの存在になること、その姿勢や存在が他の学生の模範となることを目指して活動している。
学生たちは自主的に運営組織をつくって年間20試合の来場者の誘導・案内、チケットチェックなどを主催者と共同で行っており、今回、ガンバ大阪のホームゲームの会場運営を行っている1~4年生までの学生30人が「CAMPFIRE」を通じてクラウドファンディングに挑戦する。
4万人収容の大規模スタジアム「パナソニックスタジアム吹田」でのスムーズな誘導・案内には学生同士の連絡・連携が欠かせない。そこで、クラウドファンディングによって会場内の連絡に必要なトランシーバーなどの連絡機器を更新し、柔軟かつ迅速な人員配置をはかることで接遇サービスの向上に取り組む。
機器の更新には75万円程度の費用がかかるため、目標金額は75万円とする。返礼品はガンバファンとの接点づくりを考えたパートナーラウンジチケットや選手のサイン入りユニフォームのほか、オンラインによるインターンシップ報告会も企画している。募集期間は7月1日~7月30日で、5日までに27人から19万9000円が集まっているという。
今回の取り組みについて学生代表の地域創造学部2年の寺井俊輔さんは「学生が主体的に動くことを大切にして取り組んでいます。このインターンシップの全体目標である『日本一のスタジアムをつくる』を達成する為に、このクラウドファンディングを成功させたいです」と話している。