2022年4月、奈良女子大学に、日本の女子大学史上初となる工学部工学科が誕生する(設置構想中)。その工学部において、共通テストを利用しない総合型選抜『探究力入試「Q」』の出願が2021年9月10日からはじまる予定。工学部入学定員45名のうち、1/3にあたる15名を探究力入試「Q」で募集する。

 探究力入試「Q」には、一次選考と二次選考がある。Q2型(スクエア)の二次選考では、データや資料の処理作業、グループディスカッション、レポートを課す。Q3型(キューブ)の二次選考では、一次選考で作成した「研究計画書」についてプレゼンテーションおよび質疑応答を行う。11月12日に合否が決まる予定で、共通テストを利用する「学校推薦型選抜」と「一般選抜(前期・後期)」も合否決定後に出願が可能。

 社会で必要とされるモノやサービス、快適な環境を構築する学問である工学。奈良女子大学工学部では、個人の主体性を活かした分野融合の学びから、社会が必要としている創造的エンジニアを育成する。「人間環境分野(生体医工学、情報)」と「環境デザイン分野(人間環境、材料工学)」からなり、入学定員は45名。1学年でみると教員1名あたり学生数約3名の少人数教育で、専門知識や技術以外の能力を評価したポートフォリオをもとに、学生の意志を尊重して個々の主体性を伸ばすコーチング指導を行う。

 現在、夏季来場型オープンキャンパスは満員となっているが、8月7日(土)から8月31日(火)まで期間限定でWebコンテンツ視聴が可能。視聴の際は大学HPからの申込が必要。

 なお、今後、入試・入学に関する情報が変更する可能性があるため、最新情報は奈良女子大学Webサイトで要確認。特に工学部募集要項の公開時期により、探求入試Qの選抜日程が変更される可能性があるという。

参考:【奈良女子大学】工学部

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奈良女子大学の前身は「奈良女子高等師範学校」で、1909年に開校されました。現在、文学部、理学部、生活環境学部、工学部の文系理系がバランス良く配置された4学部を擁し、学生個々の適性・能力を最大限に引き出し、深い学識を備え、情緒豊かで品位ある人材、さまざまな事象[…]

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