毎年「QS世界大学ランキング」を発表しているイギリスのグローバル高等教育評価機関“QS Quacquarelli Symonds”は、2017年度の「学生たちにもっとも良い都市ランキング」を発表。全100都市のランキングで、東京が今年は総合7位にランクイン。TOP3は、1位カナダ・モントリオール、2位フランス・パリ、3位イギリス・ロンドンという結果になった。
昨年2016年度は、東京はアジア都市の中で最も高い3位であったが、今年は7位にランクダウン。アジアのナンバー1は、4位の韓国・ソウルだ。東京の順位下落の主な原因としては、「学生の生活費」が大きく作用。この評価項目は、各都市の生活費を調べ、消費指数、学費、物価などが反映された項目である。
一方で、東京は、卒業生の就職環境などを測定する項目「雇用者の活動」ランキングでは、変わらず世界1位にランクイン。また、環境汚染指数、安全性、腐敗指数などを含めた生活の質を評価するランキング項目「都市評価」では3位と、1段階上昇した。なお、京都は17位と、前年比で4ランクアップ。唯一アメリカの都市でTOP10にランクインした都市ボストンは、総合順位8位を記録した。
今年度のランキングには、新たな項目として「学生評価と視点」が追加され、世界18,000人の留学生を対象に調査を実施している。学生たちから最も行きたい都市を調査し、都市別のレビューも評価に反映された。