東京福祉大学(東京都豊島区)は、2017年5月29日より、2018年度入学生を対象とした「入学前予約型奨学金制度」の受付を開始した。この制度は、受験前に申請するため、奨学金の受給を確定してから受験することができる。奨学生に選ばれた場合、在籍年数分の授業料の半額が免除され、将来返金は不要。
経済的支援に力を入れる東京福祉大学は、さまざまな経済的事情により進学を躊躇している学生のために、2017年度の入学生から「入学前予約型奨学金制度」を導入。大学の場合は4年間で授業料のうち161万円が免除となる。こども教育・保育専攻の2年制短期大学は1年間53万円、保育・幼児教育専攻の3年制短期大学は79万5000円が免除される。採用候補者数は、大学27名、短期大学5名の合計32名。
申請条件は、大学学部・短期大学部1年次入学を希望する志願予定者で、前年度の世帯の給与収入などの合計が500万円以下(事業所得などの場合は所得金額が200万円以下)である場合。募集要項・申請書類の東京福祉大学のホームページからダウンロードできる。
AO入試1期、推薦入試1期、指定校推薦入試1期を対象とした第1期の申請期間は2017年年5月29日(月)~7月7日(金)必着となっている。
東京福祉大学では、この奨学制度の他にも、4年間の授業料・施設設備費が全額免除になり、かつ全ての海外短期研修に半額で参加できる「Special奨学金制度」などがある。どの奨学金制度も返金不要。各種奨学金制度の詳しい情報は大学ホームページ、およびオープンキャンパスでも説明会が行われる。