武蔵野音楽大学は、日本初の楽器博物館をリニューアルし、「武蔵野音楽大学楽器ミュージアム」として、2022年4月から一般公開を開始する。
「武蔵野音楽大学楽器ミュージアム」は、60年以上の長い歴史をもち、西洋の歴史的楽器、日本の伝統楽器のほか、世界各地の民族楽器など、その所蔵資料は5,700点を超え、日本最大規模を誇る。また、楽器のみならず、指揮棒やマレットのコレクションのほか、オルゴールや演奏人形、楽器演奏写真や絵画など、音楽に関わる資料の多様さは、所蔵数の多さと並ぶもう一つの大きな特徴だ。
館内は、「鍵盤楽器展示室」「管弦打楽器展示室」「日本の楽器展示室」「世界の民族楽器展示室」、4つの展示室で構成され、それぞれ異なるイメージで演出。楽器の歴史や種類、地域的な広がりが系統立ててわかるように工夫されている。
「鍵盤楽器展示室」では、ピアノが誕生する以前に隆盛したチェンバロやクラヴィコードなどから始まり、初期のピアノとその後の発展、さらに、さまざまな形状のピアノや各家庭に普及したアップライトピアノなど、ピアノの歴史が体系的に学べる。
料金は、中学生以上500円、小学生300円、武蔵野音楽学園学生・生徒および教職員は無料。営業時間は火曜日、水曜日、土曜日の12:00~16:00。詳細は、楽器ミュージアムウェブサイトで要確認。なお学外者の見学については、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、当面の間1グループ5名までとして人数を制限し、完全予約制とする。予約は、見学希望3日前15時までに楽器ミュージアムウェブサイトから申し込む。