東京工業大学は、学勢調査2016の調査結果とそれに基づく提言書を公開した。学勢調査とは、「生活基盤」「学習状況」「キャンパスライフ」などについての現状を把握し、意見を分析して大学への提言を行うことを目的としたアンケート調査。調査結果の集計、解析、提言書作成までを有志の学生が主体となって行うのが特徴で、全学生を対象に2年に1度行われる。実施は今回で6度目。

 2016年10月18日から11月17日の間Web上で実施された今回のアンケートでは、1794名の学生から回答が得られた。キャンパスミーティング(関係部署でのヒアリング)、学生スタッフ間での熱心な討論などを経てまとめられた提言書が、2017年6月28日、学長へ奉呈された。

 特に重要な提言には、「教育改革における意見交換の促進」、「情報に目を向けない学生への情報の伝達」、「動画化による講義の補助」、「留学への支援の更なる強化」などに関するものが挙げられた。中でも教育改革に対する意見が学生から多かったといい、その問題点や不具合について学生の目線から解決を図り、サポートを目指した提言が綴られた。

 同学の三島良直学長は、意見のあった問題点などを早期に解消し、よりよい大学へと進化させていきたいと話している。

参考:【東京工業大学】学勢調査2016の提言書、学長へ

大学ジャーナルオンライン編集部

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