2015年度の第1回高卒認定試験の合格者が5,043人に上り、2014年度の第1回試験より620人(14.0%)多かったことが、文部科学省のまとめで分かりました。試験は8月4、5の両日、全国の都道府県で1万1,874人が受験して行われ、高卒認定試験合格者には合格証書、一部科目の合格者には科目合格通知書が、文科省から送られました。
高卒認定試験の全科目に合格し、大学入試の受験資格を取得した5,043人の男女別内訳は男性2,802人、女性2,241人。このうち、矯正施設から受験し、合格したのは、男性231人、女性9人の合計240人でした。一部科目の合格者は男性2,953人、女性2,951人の合計5,904人。高卒認定試験合格者の最終学歴は中学校卒業512人(10.2%)、高校中退3117人(61.8%)、全日制高校在学者567人(11.2%)、定時制・通信制高校在学者425人(8.4%)、高等専門学校中退115人(2.3%)などとなりました。
高卒認定試験合格者の平均年齢は22.3歳、最高年齢は80歳でした。年齢別内訳は16~18歳2,171人(43.0%)、19~20歳1,068人(21.2%)、21~25歳664人(13.2%)、26~30歳473人(9.4%)、31~40歳498人(9.9%)、41~50歳142人(2.8%)、51~60歳17人(0.3%)、61歳以上10人(0.2%)。都道府県受験地別で最も合格者が多かったのは、東京都の962人で、次いで大阪府375人、神奈川県351人、愛知県319人、福岡県223人となっています。