テキストや画像などを自動的に生成できるChatGPTなど生成AI(人工知能)について、学生の71.2%が使用経験を持つことが、キャリアや転職先の総合研究機関Job総研の調査で分かった。大半は試しに使った程度だったが、24.4%が学校の課題提出、15.5%が就活で使用している。

 調査はJob総研を運営するキャリアや就職、転職に特化した匿名相談サービスのライボに登録した全国の大学生322人を対象に、5~6月にインターネットを通じて実施した。

 それによると、生成AIを知っていたのは、全体の92.9%を数えた。生成AIを知っている299人に使用経験の有無を尋ねたところ、「ある」と答えたのは71.2%。使用目的は78.4%が「試しに使った程度」と回答したが、24.4%が学校の課題提出、15.5%が就活、4.7%が論文作成に利用していた。

 今後、就活で使用するかどうか聞いたところ、全体の41.6%が使用に前向きな回答を寄せた。生成AIが就活で役立つかどうかについては、91.4%が「役立つ」と答えている。就活での使用目的については、59.7%がエントリーシートの作成、50.7%が自己PR文の作成、46.3%が情報収集、43.3%が業界研究、26.1%が面接対策としている。

 今後、AIが代替すると思われる職種については、60.9%が事務職、43.2%がライター職、27.6%が技術職と答えた。これらの職種について、61.8%は「希望から外す」と回答している。

参考:【株式会社ライボ】2023年 生成AIの就活実態調査を実施しました

大学ジャーナルオンライン編集部

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