学校法人清泉女学院および学校法人清泉女子大学は、清泉女学院の2023年9月22日開催の理事会および清泉女子大学の2023年9月21日開催の理事会において、両学校法人の合併に向けた協議を開始することを決議し、2023年9月22日に合併基本合意書を締結した。
学校法人清泉女学院と学校法人清泉女子大学の合併予定日は2025年4月1日。合併後法人名は学校法人清泉女学院となる。なお、清泉女子大学は学校法人清泉女学院の設置大学として存続する。
両学校法人の設立母体である聖心侍女修道会は世界25か国に広がる国際的な修道会。戦後、長野市に長野清泉女学院高等学校の前身となる清泉寮学院、横須賀市に清泉女学院小学校・中学校・高等学校、清泉女子大学を相次いで設立、1951年に財団法人清泉寮を改組し学校法人清泉女学院を設立した。その後、1962年に清泉女子大学は横須賀市から品川区に、1963年に横須賀市の小中高は鎌倉市に移転。1973年に清泉女子大学が学校法人清泉女学院から独立し、同時に学校法人清泉女子大学が設立された。
現在、学校法人清泉女学院は長野市に大学、短期大学、中学・高校を、鎌倉市に小学校・中学・高校を、世田谷区にインターナショナルスクールを設置している。一方、学校法人清泉女子大学は品川区に文学部5学科を持つ。
独立から50年を経て少子化など環境の激変に直面している清泉女子大学は、大学改革にあたり、同じ建学の精神を掲げる学校法人清泉女学院の傘下になることで、着実に改革を進めることが可能となる。一方、学校法人清泉女学院としても経営規模が拡大され学校法人全体の経営安定化が図られるとともに、運営面でも全体として法人運営が効率化し、経営管理機能の強化が図れる。また、清泉ブランドの統一化とそれに伴うブランド力の向上が見込まれる。
さらに、学部学科構成が異なり相互補完関係にある清泉女学院大学との連携がより活発化することが見込まれ、両大学の学生の修学機会の多様化に資することが期待される。
<両学校法人の概要(2023年5月1日現在)>
法人名:学校法人清泉女学院
所在地:東京都品川区東五反田3丁目8番3号
理事長:深澤光代
設置校(所在地)学生生徒数:
清泉女学院大学(長野市)722人
清泉女学院短期大学(長野市)260人
長野清泉女学院高等学校(長野市)302人
長野清泉女学院中学校(長野市)81人
清泉女学院高等学校(鎌倉市)497人
清泉女学院中学校(鎌倉市)550人
清泉小学校(鎌倉市)503人
清泉インターナショナル学園(世田谷区)685人
法人名:学校法人清泉女子大学
所在地:東京都品川区東五反田3丁目16番21号
理事長:杉山晃
設置校(所在地)学生生徒数:
清泉女子大学(品川区)1,517人