早稲田大学は、株式会社ビズリーチが運営する卒業生訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」と提携し、学生の多様なキャリア選択を支えるための「大学×卒業生ネットワーク」のモデルケースの確立を目指す。
早稲田大学は、「QS世界大学ランキング※」の「Employer Reputation(雇用者による評価)」において、世界24位、国内私大で1位を獲得しており、卒業生の活躍が世界的に評価されている。また、同窓会組織である「校友会」を通じて67万人の卒業生とのつながりを保有しており、早稲田大学キャリアセンターを中心に、卒業生とのつながりを活かした学生の主体的なキャリア選択を支援している。しかし社会の急速な変化やキャリア選択の多様化が進むなか、学生から、若手の卒業生やロールモデルとなる社会人とのさらなるつながりを求める声が高まっていた。
今回の提携により、早稲田大学は、学生と卒業生のネットワークをビズリーチ・キャンパス上に構築する。これにより、これまで卒業時点から情報の更新が困難だった卒業生情報が最新の状況にアップデートされ、オンライン上で可視化。学生は卒業生の多様なキャリア情報を活用し、新たなつながりをつくることができる。
また、卒業生訪問のデジタル化によって利便性・安全性向上も実現させる。学生はスマートフォンなどを使い、数万名もの卒業生を検索、訪問の依頼や面談までをオンラインで完結できるようになるため、首都圏外や海外で働く社会人などとも容易につながることが可能となる。卒業生訪問における個人情報のやり取りが不要なため、安全性の向上も期待される。
今後、ビズリーチ・キャンパスは訪問依頼先や訪問承諾数のデータから学生と卒業生の接点を可視化し、新たな支援施策につなげることを目指す。大学でのキャリア支援のコンテンツにおいても、それらの情報を生かし、より学生のニーズに合った支援に役立てる。
早稲田大学とビズリーチ・キャンパスはこれらの取り組みを強化し、「大学×卒業生ネットワーク」のモデルケースの確立を目指す。
※英国の高等教育専門調査会社であるQS社が「QS World University Rankings 2024」にて日本時間の2023年6月28日に発表
参考:【早稲田大学】早稲田大学と「ビズリーチ・キャンパス」が提携 学生の多様なキャリア選択を支える「大学×卒業生ネットワーク」のモデルケースを目指す