金沢星稜大学では、2023年12月20日、国際交流の一環として「留学生文化体験ウィーク」を実施。台湾、中国からの留学生4名が茶道を体験した。
茶道体験は、金沢星稜大学グローバルコモンズ4階「群青の間」にて、茶道部の協力のもと行われた。留学生たちは、最初にお茶をたてる道具や作法の説明を聞き、教えてもらった作法でお菓子とお抹茶を嗜んだ。また、茶道の歴史についての説明も受け、より理解を深めた。
茶道を体験した留学生からは「台湾では正座の習慣がないため正座中に足が痛くなりましたが、それでもいい体験になりました。抹茶とお菓子もとてもおいしかったです。そして、和室の雰囲気は非常に静かで、心を落ち着かせることができました」(C・Yさん)、「茶道は日本の伝統文化であり、心の静寂と美意識を重んじる儀式的なものだと分かりました。まず、茶室に入る瞬間、そこは異なる次元のような静寂と平穏が広がっていました。一歩足を踏み入れると、日常の喧噪から解放されたかのような感覚に包まれました。茶道の手順も1つひとつが心を込めて行われ、目の前の一杯のお茶に思いを馳せることができました。お茶をいただく際には、一服ごとに感謝の気持ちを込めて頂くことが重要だと知り、茶道は共有と感謝の精神を大切にしていることを示していると分かりました」(S・Yさん)といった感想が寄せられた。