福井県立大学が2025年4月に開設を予定している恐竜学部が正式認可され、入試要項が発表された。新設される恐竜学部には、恐竜・地質学科の1学科の中に「恐竜・古生物コース」と「地質・古環境コース」の2コースが設定されているが、入試は学科単位で行われる。
福井県立大学によると、入学定員は1学年30人で、一般選抜の前期日程15人、後期日程3人に加え、学校推薦型選抜で6人、総合型選抜で地域枠2人含む6人、社会人や私費外国人留学生らを対象とする特別選抜で若干名を募る。このうち、学校推薦型選抜と総合型選抜(地域枠)に出願できるのは、福井県内の者に限定している。総合型選抜(一般枠)については、福井県外でも出願が可能となっている。
※福井県内の者とは、本人または保護者が令和6年4月1日以前から引き続き福井県内に住所を有している者。
出願期間は、総合型選抜が2024年10月1日から8日、学校推薦型選抜が2024年11月1日から11日、一般選抜が2025年1月27日から2月5日となっている。入試科目等の詳細は、入試要項から確認ができる。
恐竜学部の学生は、1年生が福井県吉田郡永平寺町の永平寺キャンパス、2年生以降は勝山市村岡町の勝山キャンパス(仮称)で学ぶ。勝山キャンパスは福井県立恐竜博物館があり、化石発掘体験ができる「かつやま恐竜の森」の敷地内に新設。福井県立恐竜博物館と連携体制を組み、研究設備の共同利用だけでなく、博物館研究員による講義や実習なども予定されている。