長崎大学は、2024年10月14日にグランドオープンした長崎スタジアムシティ内に、長崎大学テクノロジーイノベーションキャンパス(略称 NUTIC)を設置し、10月18日にオープニングセレモニー及び内覧会が行われた。長崎スタジアムシティは、長崎駅からほど近い場所に、サッカースタジアム、多目的アリーナ、ホテル、ショッピングモール、オフィス棟などが林立した、長崎の新たなランドマークとなる複合施設で、ジャパネットグループが手掛けている。長崎大学は、この中のオフィス棟ノース4階へ、データ活用・デジタル化に向けた先端的な取組を発信する「先進スマートキャンパス」を目指し、データサイエンスや ICT・IoT・AI・映像音響メディア等の分野で専門性の高い教職員・研究室を集結させる。

 学部の一部が移転する「情報データ科学部(入学定員120名)」は2020年4月新設された文理融合型の学部で、インフォメーションサイエンスコースとデータサイエンスコースを設置している。2024年3月に1期生が卒業し大学院進学率は66%、留学生を除く2024年4月入学生の女子比率は20%(大学パンフレットより)。2024年度入試から「文系型入試」を、2025年度入試から「女子枠」を導入し、積極的に新しい取り組みを行っている。
 
 新キャンパスへのメインの移転対象となるのは大学院の情報データ科学分野。2024年4月から「大学院工学研究科」及び「大学院水産・環境科学総合研究科」を改組し、「大学院総合生産科学研究科」を設置した。博士前期課程では、4コース6分野があり、情報データ科学分野は、共生システム科学コース(入学定員265名)の中に設置されている。

参考:【長崎大学】スタジアムシティに設置する ⻑崎⼤学テクノロジーイノベーションキャンパス(NUTIC) オープンセレモニー・内覧会(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

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