広島修道大学(広島市安佐南区)は広島県で初めてとなる農学系新学部「農学部(仮称)」の2027年度設置を構想している。これに備え、広島県内の産学官を結集した協議会を設置、教育内容や人材育成プロセスの検討を進める。初会合は2024年12月24日、広島修道大学で開かれる。

 広島修道大学によると、農学部(仮称)は食農科学科、生物科学科、環境学科(いずれも仮称)を置く。定員は食農科学科、生物科学科が各80人、環境学科が100人を予定しており、環境問題や地方創生、食料の安定供給などの課題解決に貢献できる人材を育成する。2023年に文部科学省の大学・高専機能強化支援事業に選定され、設置構想の実現を進めている。

 産学官協議会は地域社会の発展に寄与する人材の育成や農学分野の学際的、応用実学的な教育・研究を強くするのが目的。2026年3月までの間、広島県内13の民間企業、官公庁の代表らを集めて教育内容や人材育成プロセスについて意見交換する。

 広島修道大学は1952年に設立された修道短期大学を前身に、1960年、広島商科大学として開学した。現在は7学部13学科4研究科を抱える。農学部(仮)は2026年3月に文科省へ開設を申請する予定で、実現すれば開学以来初めての理系学部設置になり、総合大学としてさらに幅広い学びを展開する。

参考:【広島修道大学】広島県の大学で初の農学部設置 『農学部(仮称)』設置構想中

広島修道大学

『世界を学び地域で生きる』一人ひとりの学びが広がる広島修道大学

7学部13学科4研究科数のフィールドを展開する広島修道大学は、「道を修める」という建学の精神に基づき、「地球的視野を持って、地域社会の発展に貢献できる人材の養成」を理念、教育目標として掲げています。高度な知識や技能を修得するために、各学問分野の主専攻科目を体系[…]

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