AI教材のatama plusが開発したAI教材「atama+」が、日本大学経済学部の2025年度入学生の入学前教育に活用されることになった。学部が指定する国語と英語の単元を学習することで、入学後に必要となる読解力や英語力の向上を図る。
atama plusによると、AI教材を利用するのは、総合型選抜や学校推薦型選抜、校友枠選抜の入学生。近年、入学の前年中に合否が決まる総合型選抜や学校推薦型選抜の入学生が全入学生の半数以上に達するが、合格から入学までに時間があることから、学部の授業にスムーズにつなげる目的で入学前教育が進められている。
日本大学経済学部はこれまで、経済関連書籍の読書感想文提出や英語オンライン教材の受講などを進めてきたが、対象人数が多いため、一人ひとりに的確なフィードバックをすることが難しかった。そこで、それぞれの理解度に合わせ、最適なカリキュラムを作成するAI教材で能力向上を図ることにした。
日本大学経済学部の手塚広一郎学部長は「AI教材の導入で入学前に個々の能力を伸ばし、社会で活躍できる人材への第一歩となることを期待する」とのコメントを発表した。
参考:【atama plus株式会社】日本大学、経済学部の入学前教育にてAI教材「atama+」を活用~2025年度入学生を対象に、読解力と英語力の向上を目指して~