岡山大学は2026年度から農学部の入学定員を22名増やして142名とする方針を固め、近く文部科学省に申請する。22名の内訳は、一般選抜(前期)18名、学校推薦型選抜Ⅰ募集方法B(普通科高校対応型)4名。また、学科名称を総合農業科学科からより包括的な「農学科」と改めて1学科5プログラムに再編する。
岡山大学によると、農学科へ名称変更後は現在の農芸化学、応用植物科学、応用動物科学、環境生態学の4コース制から、2年次から生物生産、農芸化学、植物科学、動物科学、環境科学の5プログラム制に変更する。このうち、生物生産プログラムは食料の持続的生産や農業ビジネスの海外展開など社会情勢に応じたニーズに対応するために新設した内容となる。学生は2年生から各プログラムに分かれて学修する。
2、3年次には、学部を横断した授業科目群として国際展開モジュールとデジタル農学モジュールを新設する。国際展開モジュールは法学部や経済学部と連携し、国際法や貿易、国際市場、デジタル農学モジュールは工学部との連携でAI(人工知能)やICT(情報通信技術)を活用したスマート農業を学ぶ。
岡山大学は、2026年度から法学部・経済学部の夜間主コースの募集停止を発表しており、この廃止分を使って法学部・経済学部の昼間コースと農学部の募集定員を増やすことになる。
なお、本件は構想案であり決定ではない。最新情報は岡山大学ホームページで必ず確認のこと。
参考:【岡山大学】
2026年度入学者選抜(2025年度実施)農学部の学科名称並びに入学定員の変更(増員)について(構想案)
岡山大学法学部・経済学部における夜間主コースの募集停止及び昼間コースの入学者選抜の変更について