2025年4月22日、学校法人ノートルダム女学院は理事会を開き、2026年度以降の京都ノートルダム女子大学(京都市左京区)における学生募集停止を決定した。
京都ノートルダム女子大学はノートルダム教育修道女会を母体として1961年に創立。以来、英語教育とカトリック精神を基盤とした国際教育をはじめ、情報教育、女子のライフキャリア教育を特色に多くの卒業生を輩出している。
2024年度の設置学部は、社会情報学環(入学定員20名:2023年4月新設)、国際言語文化学部(同90名)、現代人間学部(同240名)。2025年度には既存学部の入学定員を調整し、女性キャリアデザイン学環(同30名)を新設。2026年度には、国際言語文化学部を人文学部(同60名)へ改組、現代人間学部(同210名)は生活環境学科の名称変更をして募集をする予定だったが、入学者数が定員を下回る状況が回復せず、今回の決断に至った。
今後は全ての在校生が卒業するまで教育はもとより就職支援、進路確保に万全を期すとしている。同法人が運営するノートルダム女学院中学高等学校及びノートルダム学院小学校は今後とも教育活動を進める。
2020年度以降、募集停止した4年制大学は11校、うち女子大学は京都ノートルダム女子大学を含め5校となる。
<募集停止した4年制大学>
■2020年度:広島国際学院大学(広島県)、保健医療経営大学(福岡県)
■2021年度:上野学園大学(東京都)
■2024年度:恵泉女学園大学(東京都)、神戸海星女子学院大学(兵庫県)
■2025年度:電動モビリティ専門職大学(山形県)、ルーテル学院大学(東京都)、高岡法科大学(富山県)
■2026年度:学習院女子大学(東京都:学習院大学と統合)、名古屋柳城女子大学(愛知県)、京都ノートルダム女子大学(京都府)