昭和女子大学は、京王電鉄株式会社と協働で井の頭線の駅と町を活性化するプロジェクトに取り組んでおり、2019年度から定期的なイベントの企画、実施をスタートさせる。初回は2019年5月7日から7月31日の月曜から木曜までの平日、永福町駅と西永福駅周辺の飲食店と協力し、“はしご酒”イベントを行う。
このプロジェクトは、昭和女子大学現代ビジネス研究所が2018年3月に立ち上げた産学協働プロジェクトで、教員2名、学生10名が参加。若い女性の視点から住宅街を結ぶ井の頭線の乗降客増加という課題に取り組んでいる。
学生たちは、沿線に多くの大学キャンパスがあることに目をつけ、女子大生をターゲットとした駅周辺店舗を巡るイベント「はしご酒×女子大生 ~飲みすぎちゃっていーのかしら?~」を企画。イベントを実現するにあたり、ニーズ調査、店舗との交渉、広告・宣伝までの全てを学生が担当した。
イベントの参加対象は、主に沿線の大学に通う女子大生。永福町駅と西永福駅周辺の対象店舗に学生証を提示すると企画限定の「はしご酒セット」の注文ができる。対象店舗は、永福町駅周辺の「ブーランジェリールフレ」「ボタ アルタ」「Kamehachiズッケロ」「ヤタイキ永福町」「町の洋食屋グリルマリノ」。西永福駅周辺の「Hi!!CHAINA」、「スペキエ」。井の頭線を途中下車しながら、知らない店でひとときを楽しむという学生ならではの新しい企画を通じて、井の頭沿線を活気づけていく。
昭和女子大学現代ビジネス研究所は、大学と企業・地域が連携して多様な協働環境を創出し、革新的な教育・研究活動を行う拠点として2013年度に誕生した。公募で選ばれた企業・行政機関・NPO等で多様な実務経験を持つ社会人が研究員として所属し、それぞれの経験、知見を基に自らの研究テーマを深めつつ、学生の実践的な研究を支援する。学生も研究員と一緒に活動し、現実の社会やビジネスの課題を解決する中で、課題解決力やコミュニケーション力を磨きながら、企業や地域に学生のフレッシュな感性や発想力を提供する。