東京国際大学は、文部科学省へ設置認可申請していた「医療健康学部」設置について、2020年10月23日付で認可されたことを発表した。2021年4月より第1キャンパスにおいて「医療健康学部 理学療法学科」を開設する。
「医療健康学部 理学療法学科」は、人口減少・高齢化といった現代社会の問題を理学療法の視点から捉え、医療・福祉分野、健康増進・介護予防分野においても活躍できる人材を育成する。特に注目したいのが「安心・充実した臨床実習」で、関東最大規模の医療グループを中心に100件を超える実習施設と提携。スポーツリハビリテーション特化施設を含め、安心・充実した臨床実習環境を準備している。
履修モデルは3タイプ。『臨床理学療法モデル』では、怪我や病気の方の機能回復に向けたリハビリテーションを支援する。次に『スポーツ理学療法モデル』は「スポーツのTIU」としての強みを活かし、スポーツ系学科と連携しながらスポーツリハビリテーションや運動機能の回復等の知識習得に重点を置く。理学療法士国家試験受験資格に加え、トレーニング指導者や初級障害者スポーツ指導員資格も取得可能なカリキュラムとなっている。『予防理学療法モデル』では健康増進や障害・介護の予防についての知識やスキルを身につけ、「予防」分野での活躍が期待される人材を育成する。
卒業後の進路としては、大学病院、リハビリテーション病院などの医療機関、スポーツ整形外科系病院、フィットネス施設、介護老人保健施設、訪問リハビリテーション施設などを想定している。
2021年度の入学者選抜は、一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜を設定している。一般選抜は「大学入学共通テスト利用入試」と「全学部統一入試」があり、「大学入学共通テスト利用入試」は、各学部・学科が指定する大学入学共通テストの教科・科目の成績を利用して評価する。「全学部統一入試」は、東京国際大学独自の全学部統一入試のみを単独で受験する入学試験。なお、一般選抜では、調査書等を参考資料とするが合否判定には活用しない方針だ。