2016年3月29日、名古屋学院大学(愛知県名古屋市)は公益財団法人名古屋みなと振興財団と連携に関する協定書に調印。本協定は、「名古屋港水族館」を中心にショッピング施設や宿泊施設などが集まる「名古屋港ガーデンふ頭」エリアと同大学の名古屋キャンパスがある熱田区の地域活性化に取り組むことを目的として締結された。
現在予定されている連携活動として、外国語学部に所属する学生、外国人留学生、教員等が協力して「名古屋港水族館」で使用するパンフレットの英語翻訳や音声ガイドの英語バージョンなどを作成する。2016年秋には、外国人留学生の英語音声ガイドが館内で流れる予定だ。
また、「ITによるまちづくり」を学んでいる商学部の学生たちが中心となって、同水族館のPRビデオを制作。高画質で撮影できる機材を使用し、水槽内でイキイキと泳ぎ回る魚を臨場感あふれる映像で収録し、市民や観光客へ情報を発信していくという。
名古屋港は、取扱貨物量、外国貿易の黒字額、完成自動車の輸出台数で日本一を誇る国際的な港であり、また世界各国の豪華クルーズ船が寄港する港でもあることから、クルーズ客の寄港にあわせて地元の和太鼓や音楽隊演奏などの歓送迎行事が開催されることも多い。特に「名古屋港ガーデンふ頭」エリアには、展望室がある「ポートビル」、南極観測を支えてきた砕氷船「南極観測船ふじ」、ショッピング施設「JETTY」などが並んでおり、四季を通じて様々な催しが開かれているため、今回の連携協定がさらなる地域活性につながるものと期待されている。