成蹊大学(東京都武蔵野市)は2027年秋(予定)、キャンパス正門から徒歩5分の立地に初の教育寮を開設する。入居できるのは成蹊大学の学生と留学生で、キャンパス内の新11号館に設置された自主的学びの場「ラーニングコモンズ」に続く第二のコモンズ「Community-Commons」として位置づけ、大学内だけでなく日常生活においても学びと成長を加速させる。
この教育寮は、日本および世界各地から集った多様な価値観を持つ学生たちが共同生活を送り、相互理解を深めることで、日常生活の中でグローバル人材に必要なコミュニケーション能力を涵養し、幅広い人間関係を築きながら学び成長する場となる。
居室はプライバシーに配慮した個室約100室を用意するとともに、食堂やラウンジ、シェアキッチン、多目的スペースなど多彩な共有スペースを設けることで寮生の利便性と交流を促進する設計となっている。
また、様々な国籍の学生が共に生活することで多文化・多言語環境に触れ、寮内コミュニティの活性化や異文化交流の促進を図るため、寮生のレジデント・アシスタントが中心となってイベントを企画し、寮生間の交流を創出する。さらに交流プログラムを通じて地域住民との多文化交流も進める計画だ。