東京工業大学(東京都目黒区)は、2017年4月、地上3階建て定員102名の女子寮「洗足池ハウス」をオープンする。この30年で女子学生が約4倍に増えたことを背景に、女子学生らの利便性向上と、存分に学べる環境をより多くの理工系大学・大学院を志す女性にアピールしたい考えだ。
東京工業大学は2016年4月から新しい教育システムをスタート。「日本の東工大から、世界のTokyo Techへ」というスローガンを掲げ、”多様性”を重視した教育を目指している。
女子寮は、自然豊かで風光明媚な洗足池(東京都大田区)から徒歩3分の場所にあり、大岡山キャンパスまでは歩いて15分、自転車なら5分で通える絶好のロケーションだ。また、洗足池公園を通り抜けて通学できることから、勉強や研究の合間の息抜きや気分転換に最適だという。さらに、日本人学生と留学生混住型であり、多様な文化の中での暮らしを通して国際感覚を育むことができる。
室内のデザインは、女性の生活空間を意識して設計された。白を基調に、ウッド素材のフローリングで仕上げ、各個室には収納スペースや室内干しを用意。洗面台や大きめのシューズボックス、姿見なども設置される予定だという。
第1期入居者の募集は、在学生は2017年1月20日~31日、2017年4月入学予定者は1次募集が2017年3月10日~16日、2次募集が2017年3月23日~3月25日。募集案内や申請方法など詳しくは、大学ホームページ内の「学生寮・住まい」に記載されている。