早稲田大学社会科学部は2024年度入試から全国自己推薦入試の出願資格に英語外部検定試験の結果提出を必須とすることを決めた。

 早稲田大学によると、対象となる英語外部検定試験と結果は、英検(CSEスコア)1,950以上、GTEC CBT960以上、IELTS4.0以上、TEAP225以上、TOEFL iBT42以上、TOEIC L&R/TOEIC S&W1,150以上。
出願期間までに提出できる結果に限って有効とするが、既卒者は高校卒業後に取得したものも有効となる。上記レベルを超えた結果を提出した受験生は、出願資格の「資格を有する者」の評価対象となることがある。

 英語外部検定試験の導入は毎年、数が増えており、教育専門出版社の旺文社は2020年入試で約8割の大学に及んだとしている。試験結果の基準値は各大学でさまざまだが、英検2級レベル以上の結果を残せば、受験を有利に進められるといわれる。

 英語外部検定試験の導入は大学入学共通テストでも計画が進んでいたが、地域格差や家庭の経済格差が試験結果に響くとの懸念をぬぐうことができず、文部科学省が導入を断念している。

参考:【早稲田大学】全国自己推薦入学試験の出願資格における英語外部検定試験の必須化について(PDF)

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