千葉大学では、41年ぶりとなる新学部「国際教養学部」が2016年4月に新設されます。国立大学初となる同学部は、少人数教育の「テーラーメイド教育」や文系でも理系でも受けられる英語重視の入試方法などが特徴です。
新設される同学部は「つねに、より高きものをめざして」という同大の基本理念に基づき、国際理解と日本理解の双方を備え、日本独自の視点から課題を発見・解決し、世界へ発信することができる「新国際人」の育成を目的としています。
同学部の特徴のひとつは、個々の学生にあわせた「テーラーメイド教育・留学」です。学部の入学定員90名に対し、教員が46名の徹底した少人数教育で、学生の状況にあわせて丁寧に授業を行います。また、学生の相談相手となる専門職制度SULA(Super University Learning Administrator)を設け、学生の科目選択や留学などについて、個々に助言を行い、学びを支援してきます。
教育課程では、地球規模の課題を多角的に探索する「グローバルスタディーズ」、現代日本の文化、科学技術などから課題解決方法を探究・発信する「現代日本学」、文理混合の科学実践などから課題解決を学ぶ「総合科学」の3つのメジャーによる課題解決力の修得などを目指すカリキュラムが用意されます。
2016年度の入試方法は、文系科目でも理系科目でも受けられる英語重視の「通常型入試」と小論文とネイティブ教員が英語面接行う「特色型入試」の2種類が実施される予定です。また、通常型入試では、同大初となる外国語検定試験を活用し、TOEFL iBT、IELTS、実用英語技能検定などの結果を、個別学力検査の「外国語」の得点に加点または満点換算することができます。
出典:【千葉大学】41年ぶりの新学部、国立大学初「国際教養学部」少人数による“テーラーメイド教育”+海外留学で「新国際人」を養成(PDF)