東京工業大学は、東京医科歯科大学との大学統合に向け、新大学の名称を「東京科学大学(仮称)」として文部科学省の大学設置・学校法人審議会へ提出したのを受け、教育課程や卒業など大学統合後の取り扱いについて公表した。

 東京工業大学によると、国立大学の統合には法改正が必要になるため、統合日は正式に決まっていないが、東京工業大学としては2024年秋ごろを想定していることを明らかにした。新大学移行は法改正で決定された統合日となる。

 教育課程や学位、収容定員は新大学移行まで変更せず、統合後に変更について検討する。学生の身分は統合日まで東京工業大学か東京医科歯科大学に所属しているが、統合日を持って全学生が新大学の所属に変わる。

 卒業、修了の扱いは統合日以降、新大学の卒業、修了となり、学位記も新大学の名称で発行される。ただ、現大学の名称を付記するかどうかについては検討中としている。大学入試は新大学移行当初、現在と同等で実施するが、変更する場合には余裕を持って事前に通知する。

参考:【東京工業大学】東京医科歯科大学との大学統合(新大学「東京科学大学(仮称)」設置)に伴う取り扱い

大学ジャーナルオンライン編集部

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