2024年1月22日、明星大学大学院は既存の理工学研究科建築・建設工学専攻を改組し、2025年4月に「建築学研究科(仮称)」の開設構想を発表した。
建築学研究科(仮称)では、時代や環境の変化に対応した安全・健康かつ快適な建築、住宅、都市空間を創出・提供し、社会に貢献できる人材を養成する。建築学に関する高度な専門知識と実践的な技術の修得とともに、これらの知識・技術を高次に統合化して、課題発見能力、解析的能力、計画・設計能力、説明・表現能力などの総合的な能力を身につける。
カリキュラムにおいては、多種多様な機能を持つ美しい建築空間の実現をはじめ、持続可能な都市や社会基盤の構築、地震などの自然災害に対する防災・減災技術の開発など、新しい時代の技術課題を実践的に解決できる、応用能力を持った人材の養成に必要なカリキュラムを提供。専攻科目を「研究科目」と「論文指導科目」で編成し、研究科目はさらに「専門・応用科目」「演習・実験科目」に編成して、建築学に関する高度な専門知識と実践的な技術を修得する。
求める人材(アドミッション・ポリシー)は、建築学に関する学士課程の基礎学力を有している人。また、技術者としての社会的責務を常に考え、適切な判断により行動できる人。社会的問題に関心を持ち、フィールド調査や実験を通して研究し、問題を解決する意欲を有する人。設計や研究の正しい方向を見定め、具体的な計画を立案し、主体的かつ能動的に行動できる人。自らが専門とする建築学分野に関する知見を、正しく、的確に表現できる人となっている。
修了後は、総合建設会社をはじめ、建設コンサルタント会社、建築設計事務所、設備関連会社、不動産関連会社、住宅産業、各種メーカーへの就職や建築分野の公務員など、多様な進路が期待される。
【名称】建築学研究科 建築学専攻(修士課程)
【学位】修士(建築学)
【修業年限】2年
【入学定員】5名
【収容定員】10名
【設置場所】東京都日野市程久保2-1-1(明星大学日野校)
【開設時期】2025年4月
【学費(初年度納入金)】1,100,000円(入学金、教育充実費、施設維持費を含む)
※ 学苑内進学者(通信教育課程の卒業者を除く)及び海外学術交流提携校等の卒業者は入学金(250,000円)を免除