金沢星稜大学は「星稜ボランティア支援事業」として、学生による能登半島地震の復興ボランティア活動を後押ししている。2025年3月2日には、経済学部経営学科の神崎ゼミナールの学生たちが、のと里山空港で開催された「能登まるごと味覚まつり」に参加。350人を超える来場者が金沢星稜大学のブースを訪れ、地域の人たちと直接ふれあい能登の現状や復興への思いに触れる有意義な一日となった。

 「能登まるごと味覚まつり」は能登地域の食や文化の魅力を発信し、震災後の復興を支援する内容で、神崎ゼミは空港出発ロビー階にてフードロスへの理解を広めるため「おひなさまパフェ」を提供。製造工程で発生する未利用チョコレートを活用して来場者にパフェづくりを体験してもらうというもので、協力企業のフードロス削減事業の一環として行った。この日は進路支援課主催の「ソレイユプロジェクト※」も同じ会場で「こども縁日」を実施し、多くの子どもたちと一緒にゲームを楽しみながら交流を深めた。

 参加した学生からは、「今回も前回(12月もとやスーパー)のイベント同様、笑顔を大切にして参加し、パフェ作りの場にいた全員が笑顔になっていたと思います。前回の反省点であるフードロスを活用したパフェであることの紹介という点においても、2年生が製作したクイズや掲示物、口頭での紹介でいい成果が挙げられたと思います」「来場者の方に『ありがとう』『美味しそう、美味しかった』『すごいね、豪華だね』と声をかけられる度嬉しかったです。また写真や動画を撮ってくださる方もたくさんいらっしゃいました。自分たちが頑張って作成した成果物も前田製菓さんや来場者の方に分かりやすいと褒めて頂き、作ったかいがあったと思いました」と感想が聞かれた。

※ソレイユプロジェクトとは、学生時代に挑戦・企画・実践して成長することを目的に発足したプロジェクト。「ソレイユ」とはフランス語で『太陽』という意味。仲間と協同することで働き方の実践意識を高め、太陽のような光り輝く人間力を培う。

参考:【金沢星稜大学】【地域連携/ボランティア】神崎ゼミナールが「能登まるごと味覚まつり」に参加しました

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