学校法人札幌大谷学園は、運営する札幌大谷大学(札幌市東区)の名称を「札幌芸術大学(仮称)」と改めることを決めた。芸術学部にデザイン学科を設ける計画で、芸術学部と社会学部の2学部3学科体制から芸術学部のみの1学部3学科体制に生まれ変わる。

 札幌大谷大学は芸術学部に音楽学科と美術学科、社会学部に地域社会学科を置き、5月現在で約770人の学生が在籍する。芸術学部を持つ高等教育機関が道内唯一であることや芸術学部にデザイン学科を設けることから、芸術を前面に打ち出した大学名に変更する。

 芸術学部音楽学科、美術学科に加えて新設を構想するデザイン学科は写真・映像・メディアアート専攻など4専攻のメディアデザイン領域と、企画共創デザイン専攻など2専攻のソーシャルデザイン領域を置く計画。

 札幌大谷大学の千葉潤学長は「これまでどおりピアノやオペラ、吹奏楽からオーケストラまでのクラシック音楽、それに絵画や日本画、彫刻、版画といった東西美術の高度な専門教育を一層充実させ、北海道の地から日本そして世界を目指すアーティストを育成するとともに、サウンドアートやメディアアートなどの先端分野、それにミュージカルやアニメ・映画等のサブカルチャーの分野にも開かれた芸術大学を目指す」とコメントしている。

参考:【札幌大谷大学】2027年4月より札幌大谷大学は「札幌芸術大学(仮称)」へ

札幌大谷大学

豊かな人間力と実践力を磨き、社会を生き抜く力を養成

札幌大谷大学は、「音楽」「美術」「地域社会」の2学部3学科を擁し、専門性を極める学びが充実しています。教員と学生の距離が近い少人数制度、学科の枠を超えて音楽・美術・社会の授業を履修できる副専攻制度など、独自の教育プログラムを展開。他学科との交流を通し、コミュニ[…]

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