文部科学省は2019年度開設予定の横浜市立大学など大学17校の学部設置、津田塾大学など大学10校、華頂短期大学の学科設置、広島市立大学など大学院6校の研究科設置、関西学院大学など大学院8校の専攻設置、課程の変更を受理した。
文科省によると、学部の新設では、横浜市立大学は国際総合科学部を廃止し、国際教養学部、国際商学部、理学部を設置する。兵庫県立大学は経済学部、経営学部を廃止して国際商経学部を置く。中央大学は国際経営学部を新設、京都産業大学は廃止する経営学部の経営学科、外国語学部の国際関係学科、総合生命科学部の代わりに、生命科学部と国際関係学部を設ける。
藤田保健衛生大学は医療科学部の臨床検査学科など3学科を廃止し、保健衛生学部を新設する。武蔵野大学は経済学部の経営学科、会計ガバナンス学科を廃止するなどしてデータサイエンス学部を設ける。武蔵野美術大学は造形学部の映像学科を廃止するなどして造形構想学部を置く。帝塚山大学は現代生活学部のこども学科の代わりに教育学部を設置する。
公私立大学の学部、学科の設置、大学院の研究科設置や専攻の設置、課程の変更は、学位の種類、分野を変更しないなど一定の条件を満たせば、あらかじめ文部科学相に届け出ることにより、認可を必要とせずに設置できる。今回受理した届け出はいずれもこの要件に該当するもので、2019年度から開設される。
参考:【文部科学省】平成31年度開設予定の大学の学部等の設置届出について(平成30年4月分)※中央大学、横浜市立大学など