千葉大学は多様で発展性を持つ研究を推進する「グローバルプロミネント研究基幹」を本格的にスタートさせた。11月14日には西千葉キャンパスのけやき大ホールでキックオフシンポジウムを開いた。
千葉大学によると、グローバルプロミネント研究基幹は、外部有識者を加えた研究評価で選ばれた研究プロジェクトを推進し、国際的に卓越した研究拠点の形成と革新的なイノベーションの創出を図るのが狙い。徳久剛史学長が基幹長に就任し、4月に設立された。
研究部門と次世代研究インキュベータの2階層の研究推進部門を置く。研究部門にはトップダウン方式で指定した先鋭的な研究プロジェクトを配置した。次世代研究インキュベータでは、若手、中堅の研究者が推進する研究推進構想のうち、次世代の重点分野のなる可能性を持つ研究を推進する。
今年は9月の評価審査会で国際粘膜免疫・アレルギー治療学研究拠点形成事業、次世代3次元映像計測技術の創成と応用、未来型公正社会の研究、先端マイクロ波リモートセンシング拠点など15の事業が採択された。
キックオフシンポジウムでは、徳久学長らのあいさつに続き、医学研究院の中山俊憲教授、環境リモートセンシング研究センターのヨサファット テトォコ スリ スマンティヨ教授らが、それぞれの研究概要を発表した。