早稲田大学はコロナ禍で国や地域の移動が制限されたのを受け、オンラインによる国際教育交流コンテンツを開発、本格的にスタートさせた。留学の一時的な代替措置とするのではなく、早稲田にいながら世界とつながることができる新しい国際教育と位置づけている。
早稲田大学によると、新コンテンツでは全学部・研究科に所属する約5万人の学生を対象に、米エール大学、中国北京大学など海外のトップ校と連携したオンラインプログラムを提供するほか、環太平洋大学協会など国際コンソーシアムが手掛けるオンライン科目の履修も充実させた。
国際教育のオンライン化は、海外大学の授業を留学前に履修できるだけでなく、帰国後に継続して授業を受けたり、就職活動や研究で渡航の時間を割けないときに活用できたりするなど、学生にとってさまざまなメリットがある。
早稲田大学は今後、新コンテンツで学んだ成果を単位として認定することを検討するとともに、留学とオンライン教育を組み合わせて双方の利点を統合することにより、新しい国際教育の形を提案することにしている。
参考:【早稲田大学】Global Online Academic Learning (GOAL)で新しい国際教育の選択肢を学生に提供