前橋工科大学は、2022年度より工学部6学科を改組し2学群に統合するとともに、夜間主開講を廃止し、昼間開講に統一する。あわせて、2022年度入試より、一般選抜(後期日程)を廃止し、一般選抜(公立大学中期日程)を新設する。
前橋工科大学は、これまでの6学科での専門性を活かしつつ学修の幅を広げるため、6学科を「建築・都市・環境工学群」「情報・生命工学群」(学科相当)の2学群に大括り化する。さらに全学生向けに工学基礎科目として情報・デザインに関する科目を取入れ、社会から求められる工学基礎能力を育成する。また、総合デザイン工学科の夜間主開講を廃止し、学部の教育は全て昼間開講とする。
一般選抜の募集単位は、「建築・都市・環境工学群」「情報・生命工学群」の2学群となるが、総合型と学校推薦型選抜については、建築・都市・環境工学群「土木・環境プログラム/建築都市プログラム/工学デザインプログラム」、情報・生命工学群「情報システムプログラム/医工学プログラム/生物応用プログラム」の6プログラムが募集単位となる。
新設される中期日程は、3月8日以降(2022年度入試)に公立大学のみが実施しており、前期・後期日程に加え、受験機会を増やせるのがメリット。また、中期日程と後期日程で受験した2つの大学・学部に合格した場合は、それぞれの合格発表を確認したあとに入学を希望する大学・学部を選択できる。
2022年度入試において、理工系学部で中期日程を採用しているのは、前橋工科大学のほか、公立千歳科学技術大学(理工学部)、三条市立大学(工学部)、公立諏訪東京理科大学(工学部)、公立小松大学(生物システム科学部)、大阪公立大学(工学部)、兵庫県立大学(理学部)、岡山県立大学(情報工学部)、山陽小野田市立山口東京理科大学(工学部)がある。