一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)は、日本初の安全安心認証制度を構築した。本制度「UNIVAS Safety and Security Certification(UNIVAS SSC)」の第一号認証は、いち早く認証審査を申請し、必須・推奨項目の評価基準をクリアした中京大学(愛知県)に決定した。
UNIVASは、大学や競技団体の安全管理体制のあり方や重大事故の予防策など、全ての競技に共通する推奨事項を明記した「安全安心ガイドライン」と、新型コロナウイルス感染症対策としての「UNIVAS 大学スポーツ活動再開ガイドライン」を策定。大学スポーツの安全性確保と大学、競技団体の主体的なガイドライン推進をサポートしている。
「UNIVAS SSC」はこのガイドラインの推進を主体的に行っている大学、競技団体に安全安心認証を付与するとともに、有事における補償制度を充実させることにより、安全安心に係る環境整備の促進や組織マネジメント能力の向上に繋げるのが目的。制度はMS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社と連携して構築した。
いち早く認証審査を申請した中京大学は、運動部を取り巻くリスク全般の洗い出しや、事故の際の体制構築など、安全で安心なスポーツ環境整備に関する項目の評価基準を達成し、第一号認証会員となった。
中京大学の梅村清英学長は、UNIVAS SSCに申請したことについて、「中京大学は、学生が安全に、かつ安心してスポーツ活動に邁進できるよう環境を整備してまいりました。UNIVAS SSC制度は、大学、競技団体のガバナンス強化や、学生がスポーツで負った重篤な事故に関する補償制度を含んでおり、私共の日々の取り組みにさらに厚いサポートが受けられると考えて申請いたしました。本日第一号の認証を受けて、当大学の取り組みが認められたことを大変嬉しく思います。今後も学生が安全で安心した環境でスポーツ活動を行っていけるよう精進してまいりたいと思います」とコメントした。
参考:【一般社団法人大学スポーツ協会】NIVAS、日本初の安全安心認証「UNIVAS SSC」を発行 第一号会員は中京大学に!