富山県内の大学、短大、高等専門学校でつくる大学コンソーシアム富山(富山市)は、学生グループによるフィールドワーク(現地調査)10件を2015年度の研究助成対象に選びました。選ばれたテーマは、富山大の「魅力ある市民マラソン大会の開催と地域資源の活用」、富山県立大の「小矢部市における観光客増・人口増を目指した課題把握と情報発信の試み」など地方創生に関係するものが目立ちました。助成金額は1件当たり最大20万円で、2016年2月に研究成果が発表されます。
10件のうち、富山大のグループは11月に初開催予定の富山マラソンをテーマに、関係自治体へアンケート調査をし、交流人口の増加につながる対策を検討します。富山県立大は三井アウトレットパーク北陸小矢部がオープンした小矢部市で、観光客増に結びつき、人口の減少を食い止める方策を考えます。このほか、小水力発電の活用策や五箇山地域の観光動向調査、大学卒業後の地域定着などが助成対象となっています。