年齢・性別・障がいの有無にかかわらず誰もが平等に対戦することのできる、野球盤を使ったスポーツ「ユニバーサル野球」。日本工業大学では、2021年12月26日(日)、「第一回ユニバーサル野球日本選手権大会」を開催。北海道から広島まで全国各地から8チームが出場し、オンラインによるリモート操作で対戦する。
「ユニバーサル野球」は、堀江車輌電装株式会社が、特別支援学校小学部に通う野球好きの少年との出会いをきっかけに発明した(特許第6729956号取得)。野球場の20分の1、両翼約5メートルまで縮小させた野球盤を使い、障がいのある人もない人も平等に戦うことができる。ボールは投げずにターンテーブル上で回し、打つときは紐を引っ張るだけで簡単に振れるバットを使うなど、独自の工夫が施されている。
これまで日本各地の特別支援学校や障がい者支援施設、小学校等で「ユニバーサル野球」の授業やイベントが開催されてきたが、コロナ禍により、それらの開催が難しくなった。
そこで、日本工業大学情報メディア工学科(2022年度からデータサイエンス学科が担当する予定)は、堀江車輌電装株式会社との共同研究で「ユニバーサル野球」をリモートで実施できるシステムの研究開発を行った。このシステムにより、コロナ禍でも「ユニバーサル野球」が楽しめて遠隔地の学校同士の試合も可能となり、今回、全国各地の学校をオンラインでつないでリモート全国大会を行うことになった。
参考:【ユニバーサル野球】インターネットを通じて遠隔で対戦する 堀江車輌電装杯第一回ユニバーサル野球日本選手権大会in日本工業大学を開催決定