金沢星稜大学では、2021年12月22日、三井住友信託銀行株式会社金沢支店で働く行員5名と三井住友トラスト・資産のミライ研究所の矢野研究員を東京からリモートで迎え、金融セミナーを初めて開催した。
金融セミナーには、大学・女子短期大学部合わせて50名が参加した。第一部では、「金融とは?」をテーマに矢野研究員から金融の社会で果たす役割・金融の未来像・金融業務などについて基礎から説明を受けた。学生たちからは『異分野への挑戦のお話より、銀行の事業の幅広さに驚き、金融業界のイメージが大きく変わりました。自身の元々持っている業界への印象で判断するのではなく、実際に働く人の声などを聴くなど情報収集を怠らないようにしたいと思います。』『SDGsに対する銀行の取り組みとして紹介された「ポジティブ・インパクト・ファイナンス※」が大変興味深かったです。』といった感想が聞かれた。
第二部は、三井住友信託銀行株式会社金沢支店で働く大学OG4名による体験談や質疑応答のコーナーが設けられた。OGの就職活動の体験談や、実際の業務についての話が印象に残ったようで、学生たちからは、『「インターンや説明会に40、50社参加、気になる企業は複数回参加した。」という話に、自身の就職活動の行動量は全く足りていないと痛感させられ、就職活動を頑張る良い刺激となりました。』『「チームで働く」という言葉も印象に残りました。経験豊富で信頼できる上司に相談しながらチームとしてお客さまの対応をすることは、安心して働く上で大切な要素だと思いました。』といった感想が聞かれた。
※ポジティブ・インパクト・ファイナンスとは、企業活動が経済・社会・環境にもたらすインパクト(ポジティブな影響とネガティブな影響)を包括的に分析・評価し、ネガティブインパクトの緩和とポジティブインパクトの拡大について目標を設定のうえ、その実現に向けた継続的なエンゲージメントを重視したファイナンスの取組