金沢星稜大学は、日本税理士会連合会と寄附講座「税理士による租税講座」開設に関する覚書の調印式を行った。北陸3県の私立大学では、初めての開設となる。

 この寄附講座は、経済学部の「特殊講義Ⅱ(税理士による租税講座)」として2022年度後期に開講する。現役の税理士が15回にわたり、税理士の業務に必要な法律や会計知識の教授だけにとどまらず、税務現場で活躍する税理士の実体験を語る。学生にとっては、税理士の業務内容を知るだけではなく、その使命や職責の重さを理解することで、社会に役に立つ人間としての自覚を養うことが期待される。

 また、わが国の税制及び税務に関して一通りの解説が行われ、その範囲は法律、簿記会計、会社経営、会社内部の事務にまで及び、知識として学ぶだけではなく、自ら考える力を身につける。

 調印式当日は、日本税理士会連合会副会長で北陸税理士会の瀬戸順一会長、同税理士会の北村彰英副会長、岡﨑克郎専務理事、坂野上満広報部長が来学し、金沢星稜大学から大久保英哲学長、新広昭副学長、曽我千春経済学部長、大屋貴裕経済学部教授、田中健太郎事務局長が出席した。

参考:【金沢星稜大学】経済学部 日本税理士会連合会と寄附講座開設に関する覚書を締結

大学ジャーナルオンライン編集部

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