金沢星稜大学(石川県金沢市)において、2017年8月31日~9月1日の2日間に渡り、「第15回学生FDサミット2017夏」が開催。全国37大学から学生と教職員200人以上が集まり、「みんなで考える理想の授業~温故知新!学生FDの今昔から~」をテーマにグループに分かれ、課題である「シラバスを創ろう」に取り組んだ。
「学生FD(Faculty Development)活動」とは、大学の授業を、教員、職員、学生の三位一体で改善、向上させようとする取り組み。「学生FDサミット」では、その活動や成果を発表し合いながら、大学教育における課題などを共有、議論する。学生FDの活動を実施している大学は現在約50大学、500人近くが参加しており、サミットは、2009年8月から年に1~2回の頻度で開催されている。
初日は、福井大学 研究推進課研究協力係長の鎌田康裕氏より「大学を学びながら遊ぼう」と題し、講演会が行われた。その後、学生たちは、7~9名ずつの班に分かれて課題についてディスカッション。最後に懇親会も開催された。2日目は、初日に議論した内容を企画としてまとめ、グループワークでシラバスを作り上げた。
実行委員長の経済学部経済学科2年生は「課題が難しいものだったのと、スタッフが限られた人数だったのでかなり不安があったのですが、参加者の皆さん・スタッフの協力で、どのグループもおもしろくてしっかりした内容のシラバスが出来上がったのを見てとても感動しました」と、サミットを振り返った。