東洋学園大学は、現代経営学部の有志学生6名が「日本一ゴミの出ない大学プロジェクト ~トーガクノミライヲカエヨウ~(通称ゴミプロ)」を立ち上げ、大学から出るゴミの削減を目指して活動をスタートした。
ゴミプロは、現代経営学部新商品開発ゼミ(安藤拓生准教授)の環境問題やSDGsに関心を持つ4名の4年生(当時3年生)と同学部の3年生(当時2年生)2名が「ゴミの削減」をテーマに結成。大学で出るゴミの量や処理費用が想像以上に多いことを知り「身近な大学のゴミを減らすことから始めよう」と活動を開始した。
2022年5月30日(ごみゼロの日)にあわせ、「ゴミ箱アイデアコンテスト」を企画。思わず「分別したくなる」「ゴミへの意識が変わる」ゴミ箱のアイデアを募集する。他にも、学内清掃スタッフに代わってキャンパス内のゴミを回収し、分別状況や量など確認するゴミの実態調査を開始したり、オリジナルCMを学内デジタルサイネージ、YouTubeで公開したりと、ゴミ問題に対する啓発活動を本格的にスタートする。
今後は、キャンパス内のゴミの実態調査に加え、採用したゴミ箱アイデアの実現や専門家を招いたゴミに関する勉強会、企業との連携、小学生向けの夏休みのワークショップなども計画している。
メンバーのひとり、大和めぐみさんさん(現代経営学部4年)は、「もともと環境問題や社会問題に興味があり、ビーチクリーンなどに参加していました。今、日本の環境問題は、時間やお金にゆとりのある人が取り組んでいる印象ですが、もっと裾野が広がって、ゴミを捨てないことが当たり前になったらいいなと思います。その第一歩として、まずは大学内を変えていきたいです」とゴミプロへの意欲を語った。