2018年3月20日、早稲田大学の構内に「早稲田大学歴史館」が開館した。

 キャンパスそのものをミュージアムにすることを目標の一つに掲げる早稲田大学。その具現化として、既存の坪内博士記念演劇博物館、會津八一記念博物館等に加え、新たに、早稲田キャンパス1号館1階に「早稲田大学歴史館」を開館した。

 歴史館では、早稲田大学の歴史(過去・現在・未来)に関する資料や情報を、単なる通史の平板な陳列ではなく、来館者の関心に応じて新たな発見ができるよう、多様な切り口で提示。デジタル媒体なども活用し、創立者である佐賀県出身の大隈重信が建学に込めた思いに触れることができる。

 館内の主な構成は、大隈の功績や草創期を支えた功労者を紹介する「久遠の理想」、教育や研究、文化スポーツの視点で今の早稲田を紹介する「進取の精神」、国内外で活躍する出身者を紹介する「聳(そび)ゆる甍(いらか)」の常設展示3エリア。このほか、企画展示ルーム、映像プログラムを視聴できるシアタールーム、早稲田の歴史等を調べることができるリサーチルーム、早稲田グッズショップやカフェも併設されている。

 入館無料。開館時間10:00~17:00(月曜~日曜)。※カフェやショップの営業時間は異なる場合あり。

早稲田大学

研究・教育・貢献を3本柱に、「世界で輝くWASEDA」をめざし改革

早稲田大学は、「学問の独立・学問の活用・模範国民の造就」の3つの建学の理念に基づき、答えのない課題に挑む礎となる力を全学生が磨ける比類ない環境を整備。揺るぎない国際競争力を備えた世界トップクラスの大学「世界で輝くWASEDA」をめざし、「研究の早稲田」「教育の[…]

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