関西学院大学と慶應義塾大学は、文理融合の学部、大学院研究科を置く関西学院大学神戸三田キャンパス(兵庫県三田市)と慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(神奈川県藤沢市)間の連携協定を結んだ。教員の相互派遣や遠隔授業の相互提供などを進め、両キャンパスで学ぶ学生の教育、研究環境をさらに充実させる。
関西学院大学によると、調印式は東京都港区三田の慶應義塾大学三田キャンパスであり、関西学院大学の細見和志総合政策学部長、慶應義塾大学の河添健総合政策学部長らが協定書を交わした。
両キャンパスでは今後、夏季や冬季の集中授業、インターネットを活用した遠隔授業の相互利用と、それに伴う相互の単位認定、教員の相互派遣、学生の交流、共同研究などを積極的に進める。
関西学院大学神戸三田キャンパスは総合政策学部と理工学部、大学院総合政策科、理工学研究科、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスは総合政策学部と環境情報学部、大学院政策・メディア研究科を置き、文系理系双方の研究者が集うなど文理融合型キャンパスの特徴を持つ。ともに東京、大阪の郊外に位置するという共通点があることもあり、協力関係を築いて教育、研究環境の充実を図ることにした。
慶應義塾大学の河添学部長は「実りある連携になることを期待したい」、関西学院大学の細見学部長は「両キャンパスの連携でこれまで、日本になかった教育や研究ができるのではないか」とのコメントを発表している。