昭和女子大学では、2023年5月、米州立コロラド大学ボルダー校から学生約50名が来日し、国際共修型授業を実施する。2017年度に始まったこの授業はコロナ禍でもオンラインで継続してきた。約4年ぶりとなる対面授業を通じて、昭和女子大学の学生とともに、日米経済に関する調査研究の成果を英語で発表する。
昭和女子大学から参加するのはビジネスデザイン学科、国際学科、英語コミュニケーション学科の1~4年次生約40名。2021年に日米政府が発表した政策パッケージ「日米競争力・強靭性パートナーシップ(CoRe)」を参考に、DXや気候変動、サプライチェーンなど、経済外交にかかわるビジネス課題を取り上げる。
学生たちは2023年2月から日米混成の10チームに分かれ、オンラインで5つのサブテーマ(「DX時代のイノベーション」「サイバーセキュリティ―と人材育成」「働く人々のウェルビーイング」「サプライチェーンの強靭性」「クリーンエネルギーとスマートシティー構想」)について、日本と米国の実情を調査し議論を重ねてきた。
コロラド大学と昭和女子大学の学生は5月15日に初顔合わせを行い、5月18日に開催するファイナル合同プレゼンテーションに向けて議論を詰め、グローバル経済におけるビジネス課題を共に学び、相互理解を深める。また、5月18日には、経済学者イェスパー・コール氏の講演会も予定している。