早稲田大学は先進理工学部の化学・生命化学科が創設されて50周年を迎えたのを機に、オープンキャンパスや各種セミナーなど記念イベントを始めた。これに合わせ、記念イベントの成功を支えるためのクラウドファンディング「化学の力を伝えたい」を開始し、寄付を呼び掛けている。

 早稲田大学によると、「化学の力を伝えたい」はクラウドファンディングサイト「READYFOR」上で実施している。期間は8月13日までで、目標額250万円。目標額を達成した場合に寄付金を受け取れる仕組みだが、6月23日午後21時現在で81人の寄付者から266万3,000円が集まっており、8月13日(日)午後11時の終了まで更なる支援を募りプロジェクトの充実を図る。

 早稲田大学の化学・生命化学科は1973年、理工学部の化学科として新設された。理工学部は2007年、基幹理工、創造理工、先進理工の3学部に再編され、化学・生命化学科は先進理工学部に入っている。

 記念イベントは8月5、6の両日、東京都新宿区大久保の西早稲田キャンパスでオープンキャンパスがあり、学科紹介のブースや実験教室が開設される。さらに、10月14日には化学・生命化学科と応用科学科、日本化学会関東支部の共催で「化学はこれからの半世紀をどう変えるか」というイベントを予定している。このほか、国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた最先端の科学セミナーも開催する。

参考:【早稲田大学】先進理工学部化学・生命化学科が設立50周年を迎えました。ークラウドファンディング「化学の力を伝えたい」を開始!ー

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