福井大学医学部の井階友貴教授が過疎地域などで活躍する50歳以下の医師や歯科医師を表彰する兵庫県養父市主催の「第10回やぶ医者大賞」に選ばれた。福井県高浜町の和田診療所や若狭高浜病院に勤務し、町内にかかりつけ医を持つ町民が17.5%増えるなど地域医療への貢献が評価された。
福井大学、養父市によると、井階教授は勤務医として町民の診療に当たるだけでなく、住民の医療への関心を高めるために「たかはま地域医療サポーターの会」を設立し、町民の社会参加や交流を促すほか、町民ができることを模索して実行することを支援して地域主体の健康のまちづくりを進めてきた。地域の子どもたちとの触れ合い活動にも力を入れ、町民の健やかな健康を守る「まちづくり系医師」として親しまれている。
第10回やぶ医者大賞には、井階教授のほか、佐賀県唐津市の七山地区で診療所を営むとともに、市役所支所の七山市民センターに医科、歯科診療所と調剤薬局の統合に尽力した阿部智介医師も選ばれた。表彰式は11月11日、養父市の市立ビバホールで開かれる。
参考:【福井大学】医学部の井階教授が栄えある「やぶ医者大賞」を受賞しました
【兵庫県養父市】「第10回やぶ医者大賞」受賞者