笹川スポーツ財団は、日本のスポーツ政策等に問題意識をもつ大学3年生を対象とした、政策提言発表大会「Sport Policy for Japan2018」を開催した。最優秀賞は、明治大学のチームの提言「キャリスタ同窓会~同窓会は地方とJクラブを救うか?~」が受賞した。

 笹川スポーツ財団は、スポーツ分野専門のシンクタンク。スポーツ界に寄与する人材の育成を事業の重点テーマのひとつとしており、この「Sport Policy for Japan2018」もその一環として開催された。

 参加したのは、23大学56チーム約280名。日本のスポーツの現状や将来について問題意識を持つ大学3年生がチームをつくり、政策提言を行った。審査の結果、最優秀賞は明治大学の澤井ゼミナールBチームが受賞。提言タイトルは「キャリスタ同窓会~同窓会は地方とJクラブを救うか?~」。Jリーグの試合に、同窓会と就職活動イベントを組み合わせ、地方自治体が抱える人口流出などの社会課題を解決するという内容。選考理由として、地方自治体が抱える社会課題や地方Jクラブが持つ観戦者数の減少などの問題を解決する実効性の高さが評価された。

 大会初年度の2011年から審査員として参加しているスポーツライターの玉木正之氏は、『日頃、スポーツを学ぶ大学3年生がスポーツのもつ価値や社会に与える影響力などについて考えを巡らせ、提言という形にまとめる機会は非常に貴重であり、大事にしてもらいたいと思います。個人的には、提言内容やプレゼン技術が洗練されることを歓迎する一方、大学生ならではの大胆な発想や、ブレイクスルーの可能性を秘めたアイディアをもっと見たいという気持ちも強いです。』とコメント。

 優秀賞は5チームで、亜細亜大学の石黒ゼミA、静岡産業大学の香村ゼミナール、東海大学の秋吉ゼミ、立教大学の松尾ゼミナールA班、立教大学の松尾ゼミBが受賞した。特別賞は6チームで、特別賞は大阪体育大学、神奈川大学、県立広島大学、東海大学、一橋大学、早稲田大学が受賞した。
 
 笹川スポーツ財団では、「Sport Policy for Japan」を通じ、スポーツ分野の研究者の育成だけでなく、参加学生が“生涯スポーツ振興”の良き理解者となって、日本のスポーツ振興を牽引してくれることを期待している。

参考:【笹川スポーツ財団】全国23大学56チーム280人の大学3年生によるスポーツ政策学生会議 「Sport Policy for Japan2018」を開催(PDF)

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大学ジャーナルオンライン編集部

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