デジタル、データサイエンス、デザインを活用した課題発見・課題解決を目指す学生団体、NPO法人STEM Leaders※は、サイエンスアゴラ2023にプレゼンターとして参加し、オンライン開催で2023年10月28日(土)、実地開催で11月18日(土)・19日(日)の三日間出展する。首都圏に加え、会津若松市、下関市や名古屋市などで実際に社会課題解決に取り組んでいる大学生メンバーが自身の経験や想いをベースに、課題解決の進め方、デジタルの学び方を伝える。
STEM Leadersは、STEM(科学、テクノロジー、エンジニアリング、数学)を活用した問題発見・課題解決できるリーダーを育成する学生団体として2016年に設立された。現在は、理系・文系問わず、慶應義塾大学・早稲田大学・津田塾大学・東京工業大学・中央大学・福島大学・会津大学・下関市立大学・南山大学などの計13校47名の大学生が所属。自治体や大学と連携したソリューション開発やデータ分析に基づく政策提言などの社会課題解決プロジェクトを自主的に推進している。
高校生、大学生は今後の「デジタル時代の主役」として期待される一方で、何をすれば良いか、何を身につければ良いか悩んでいるという声を多く聞く。創設から8年目を迎えるSTEM Leadersでは、これまでの卒業生、サポーターの社会人の経験をもとに、身近な地域の社会課題解決にデジタルを活用して取り組むことが最短距離と考え、実践してきた。
サイエンスアゴラ2023では、実地開催の11月18日(土)~19日(日)に団体ブースを出展し、社会課題解決プロジェクトのパネル展示を行う。STEM Leadersでは、デジタル時代のリーダーに求められる要素の一つが「トライアンドエラーを繰り返しながらチャレンジする力」と考え、学生がSTEM・デジタルを学び、自治体や地域企業・団体と連携して社会課題解決に取り組むプロジェクトを進めてきた。これまでの実践事例をパネル形式で紹介し、活動を紹介するとともに、発展させるためのアイデアや他の地域への展開について、来場者と対話し、ともに考える。
11月19日(日)にはミニステージ企画(10:30~12:00)として「学生必見!10年後の自分を創造してみよう!~デジタル時代の人生設計~」をテーマにグループワークを開催。漠然とした将来を明確化し、学校での学びと社会に出た時に期待されるスキル・マインドセットをどのように掛け合わせるか、10年後までの将来設計を立てる企画を行う。主役である若者と先輩としての社会人の対話を通じて、ひとりひとりの設計図を創ることを目指す。
また、事前のオンライン開催(10月28日19:00~20:30)では、「学生必見!データ分析で意思決定を科学する!~デジタル時代の必須スキル~」を企画。経験豊富な経営コンサルタントが講師となり、社会課題解決の第一歩を踏み出すために必要な思考方法やスキルについて紹介し、参加者と話し合う。
STEM Leadersでは、この三日間の企画を通し、社会課題解決を取り組むプロセスや、挫折とそれを乗り越えた経験、そこから得られた気づきなどを来場者と対話し、発展させていきたいとして多くの参加を呼び掛けている。
参考:【@Press】デジタル時代に“学生がすべきこと”を一緒に考えよう! STEM Leadersが2023年10月、11月開催の 「サイエンスアゴラ2023」に企画出展