慶應義塾大学では、慶應義塾大学同窓会組織「不動産三田会」の寄附により、2023年度秋学期の寄附講座「不動産学概論」を開講する。

 不動産三田会とは、塾員不動産業の地位向上並びに安心した不動産取引実現のために、初期メンバー50名によって1988年に設立された慶應義塾大学同窓会組織。2023年は35周年を迎え、9月12日時点で1,066名が在籍している。 

 コロナ禍を経て日本では不動産業への関心が高まっている。不動産業界を代表する企業のトップリーダーを数多く排出してきた慶應義塾大学だが、建築学科は現状設立されていない。不動産三田会では、慶應義塾大学の学生に不動産業や都市計画、街づくりへの関心を持たせ、日本の不動産業を支えるトップリーダーを一人でも多く輩出したいと、今回の寄附講座の開講に至った。

 講座は、多種多様な業種で活躍するトップリーダーの不動産三田会会員が講師を務め、不動産・都市開発・街づくりをテーマに、対面授業にてオムニバス形式で行う。不動産業だけでなく、鉄道業、ホテル業、住宅業などの不動産関連業種の講座も設けることで、学生たちに多方面からの不動産業への理解を促す。対象学生は、慶應義塾大学商学部3・4年生。他学部塾生も履修できる。

参考:【PR TIMES】慶應義塾大学商学部にて「不動産学概論」(不動産三田会寄附講座)を開講 不動産三田会寄附講座 不動産業界トップらが講演

慶應義塾大学

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。