2024年度の大学入試で全国82の国立大学、97の公立大学の計179校が12万8,899人を募集することが、文部科学省の集計で分かった。新たに宇都宮大学(データサイエンス経営、工)、高知工科大学(データ&イノベーション学群)などが総合型選抜、山梨大学(工)、京都府立大学(農学食料、生命理工情報、環境科)などが学校推薦型選抜を導入する。

 文科省によると、各大学が2023年7月末までに公表した入学者選抜要項などの内容を集計した。入学者選抜を実施するのは、国立大学が82校404学部、公立大学が97校221学部。前年度に比べ、国立大学で1学部、公立大学で1校8学部増えた。募集人員は国立大学が前年度より194人多い9万5,241人、公立大学が523人多い3万3,658人となった。
総合型選抜は国立大学が64校264学部、公立大学が41校85学部、学校推薦型選抜は国立大学が77校288学部、公立大学が96校215学部で実施する。

 総合型選抜を新たに実施するのは、宇都宮大学、高知工科大学のほか、千葉大学(情報・データサイエンス)、お茶の水女子大学(共創工)、兵庫教育大学(学校教育)、岡山大学(医)、旭川市立大学(経済、保健福祉)の計7校9学部。

 学校推薦型選抜を新たに実施するのは、山梨大学、京都府立大学のほか、東京工業大学(生命理工学院)、お茶の水女子大学(共創工)、旭川市立大学(経済、保健福祉)、富山県立大学(情報工)、下関市立大学(データサイエンス)、高知工科大学(データ&イノベーション学群)、周南公立大学(人間健康科、情報科)の計9校13学部。

参考:【文部科学省】令和6年度入学者選抜について

大学ジャーナルオンライン編集部

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